どうしても嫌な思いをしたいと決めているのも自分自身です。
人は親からの言葉、環境を自分で何を受け入れるかを決めて生きています。
その事も自分で気づけないでいる人も今もたくさんいるでしょう。
親からの言葉は仕方ないとしても、親以外の人の言葉をどう受け取るかを決めているのも自分自身です。
まずは、「あぁそうなのかな?」と思ってみることです。
家庭環境は人それぞれ
人の家庭環境はそれぞれです。例えば大きな声で話すのが普通の家庭だったり、反対に小さな声しか発しないお父さんが普通だったり。
家庭の中に挨拶がないアダルトチルドレンの人がいたり、会話がまったくないのが普通だった人もいます。
機能不全家庭で育った人によくありがちなことですが、自分以外の人たちがいて、人はみんな違うのだとわかっていません。
自分のことがおかしいのかな、間違っているのかなと悩んでいるのに、自分以外の人がいて色々な人がいていいことに気づいていませんし、自分以外の人も認めることができないのです。
ですから、人はみなそれぞれ親も家庭環境が違うので色々な人がいるということを知ってください。
人から発せられる言葉もその人には普通のこと
言葉は大切なのですが、たいていの人はそのことに気づいていません。
ですから、学校や職場で人と話す時に嫌な気持ちになることもあるでしょう。
ですが、先ほどもお話したように人は家庭環境がそれぞれ違うのですから、その人にとっては普通に話をしただけかもしれません。
例えば私の場合、母に対して優しく話をしないと怒られていましたので人に話す時も同じように話さないといけないと思っていました。
ですから、私に対して誰かが大きな声で元気に話をされた時に場合によっては「怖い」と感じた時もありました。
怖いと感じた相手にはなるべく近づかないようにするとか、苦手だなと思うようになっていきます。
ですが、今思えば、それは相手にとっては普通のことですし、私が勝手にその人は「怖い」と受け取っていたということだったのです。
もちろん、はっきりと悪意がある場合はわかりますので、その場合は違います。
アダルトチルドレンの人は良い強さと良い図太さを自分のものにしていくこと
私のクライアントさまの傾向は優しく、真面目で、気がついて、人が怖いという人が多いです。
社会に出たら自分のことは自分で守る必要があります。
アダルトチルドレンの人は親や周りの大人、友人から大なり小なりいじめられた経験があります。
いじめる人というのはアダルトチルドレンの人からすると「わがまま」「図太い」「強い」というイメージです。
ですから、自分が図太くなる、強くなる、わがままになるといじめた人と同じ人間になってしまうと思っているため、同じようになりたくないと否定し優しく弱いままでいる場合があります。
ですが、それは勘違いです。
良いわがままさ、良い図太さ、良い強さもあるのです。
いじめたあの人たちは「良い」ではなく「悪い」図太さだったのです。
ですから、人のちょっとした言葉を全て悪いほうに受け取るのではなく、その言葉に対応できる「良い図太さ、良い強さ」を身に付けるといいです。
周りが敵ばかりになりますからね。
ですが、自分自身が良いほうへ強く図太くなると人間関係が良好になります。
誰が良い悪いの世界で生きるより、まずは自分自身を受け入れ、周りの人を受け入れる力をつけてアダルトチルドレンの人がいつも言われる羨ましいと思っている笑っている人たちのいる世界で生きるほうが楽しいと思います。
人は誰でも何歳からでも変わる事はできますから。