私たちは言葉で人生をつくっています。
ですから、いい言葉を意識して使うようにしたらいいです。
こうお話をしてもアダルトチルドレンの人はピンとこないかもしれません。
言葉がそれだけ大切だと知らないためです。
そして親に温かく優しい言葉をかけてもらえることが少なかったためです。
家庭の中にどんな言葉がありましたか。
家庭でどのような言葉が使われていましたか。
否定的な言葉が多かったでしょうか?
肯定的な言葉をかけてもらっていたでしょうか?
親からかけられる言葉は子どもにとってとても重要です、大きく影響します。
アダルトチルドレンの家庭は母親や父親から愚痴や人の悪口を聴くことが多くあります、そしてその親の言葉にきちんと応えないと親が機嫌が悪くなります。
子どもは親からそんな話は聞きたくもないし返事もしたくないのですが、毎日一緒に暮らす親が機嫌が悪くなることはそれ以上に辛く大変なことなので仕方なく親に合わせて聴くしかありません。
そのうち、親から発せられる言葉が子どもにとってはそれが本当のことのように思えてきてその言葉を通して周りの人や人生を観るようになります。
親もいい言葉を使う人が周りにいなかった
私の母から出る言葉の数も少なかったのですがいい言葉もほとんど聴くことがありませんでした。
子どもの頃は気づかなかったのですが、数年前に一緒に暮らし始めて母の話をよく聞いてみると、母の子どもの頃、母の周りにいた女性が気持ちが温かく強く優しくて温かい言葉を使う人がいなかった事が今の母をつくったのだと思いました。
話しを聴いてみると本当に酷い事をされていましたし、嫌な言葉をたくさん言われていました。
ですから、母も言われてきた事を私に言っていましたし、私も同じように子どもたちに言ってきました。
言われていない温かい言葉を子どもたちに言うことは認識もしていませんでしたから言えなかったですね。
母は今でも気づかないままですが言えないのも仕方なかった事と思えるようになりました。
自分にいい言葉をかけてください。
実験してみるといいですよ。
初めから信じなくてもいいので自分にいい言葉をかけてください。
毎日いい言葉しか使わないようにしてみるといいですよ。
そのうち、腹が立ったりもしかしたら涙が出てくるかもしれません。
そんな時は「そうか私は悲しいんだな」「そうか凄く腹が立ってきた!」と自分の気持ちをそのまま素直に認めてあげてください。
マイナスの感情は認めてあげたら消えますから。
そして、またいい言葉を使ってみましょう。
時間はかかりますが、氷がゆっくりととけるように心の中にあった冷たかった部分がとけて温かくなる瞬間が必ずきます。
そして不思議なのですが、それと同時に物事も良い方へ動き始めます。
本当にしんどいとそんな言葉使えない!と思うかもしれませんが、本当にしんどいからこそ行動してください。
必ず変化しますから。
私も若い頃だったら信じられなかったですが、今は言葉がとても大切だと信じています。