こんにちは。平井です。
今日は東京は雪が降ったようですね、子どもが教えてくれました。さすがに宮崎もここ数日は寒くてコートが必要です。
今日は、無関心傾向なお母さんを持った子どものことをお話をしたいと思います。
子どもに無関心なお母さんの特徴として、お母さん自身が精神的に子どものままの部分が多いことがあります。
お母さんが自分のことで精一杯で、親や兄弟姉妹から甘やかされて育っているため、自分の子どもをどう育てたらいいかお母さん自身がわからないから子どもと無意識で距離をとっているお母さん、
お母さんも両親から無関心に育てられて、子どもにも同じように無関心に接します、子どもを大切に思うなどお母さん自身感情がわからない、愛情がわからなくなっているお母さんがいます。
よくクライアントさまからお聞きするのも、お母さんは若い頃から可愛くてもてていて、お父さんと仲が良く、お父さんがお母さんに味方をするので、誰もクライアントさまの話を聴いてくれたり気持ちをわかってくれる人がいなかったと言われます。
お父さんがお母さんを大好きで子どもの味方をするより、お母さんの味方をすることが多く、そのような家庭では子どもが両親2人から責められたり、怒られることもよくあるようです。
お父さんがお母さんが機嫌悪くなったり、お母さんと子どもの喧嘩で子どもではなくお母さんが泣き出す事が嫌だったり、どちらの気持ちもしっかり受けとめることができなかったり、
どちらが良いか悪いかの判断がお父さんにできないため、とりあえずお母さんの肩を持つことも多いんですね。
だいたいその場合、お母さんが子どもにおかしな事を言っているのですが、お母さん自身自分が正しいと思っていますし楽しそうに生きているので、お父さんもお母さんの考えや言葉、価値観を信じていることも多いんですよ。
それで子どもはまったく人生がうまくいっていないのに、子どもがおかしいと親2人して責めるんですよね、子どもは本当に大変です。
この2対1の関係って、子どもが大きくなって友人と3人になった時にいつも1人だけ後ろから歩いたり、話を聴かされなかったりなど人との関係の中でも2対1の関係になるんですよ。
そして、過干渉傾向なお母さんを持った子どもはどちらかというと早く親から離れたい、お母さんと関わりたくないと思うのに対して、
無関心傾向なお母さんを持った子どもは、実家から離れられなかったり、お母さんと気持ちを繋ぎたくて、お母さんのそばから離れないように無意識で自立できない状態になっている人がとても多いです。
そして、子どもに対して親が無関心だと、友人もできずらかったり男性と付き合ったこともないクライアントさまもいらっしゃいます。
子どもに無関心だと、子ども自身も感情や愛情がわからなかったり、人との接し方もわからなくなり一人ぼっちで生きていく人もいます。
実際、カウンセリングを受けるまで友人と遊んだこともない、誰ともお付き合いしたことがない女性が数人いました。
親との関係は人との関係になりますので、自分の人生を変えたい人は自分に合う親代わりになってくれる人を見つけて、少しずつ会話の練習をしたり、自分の話をした時に話しを受け取ってもらった時の嬉しい気持ちを経験したり、感情を受けとめてもらうということをわかったりなど、親とできなかったことを経験することが大切です。
その経験をしていくと、自然に自分も人生も本来のところに戻っていきますからね。
カウンセリングは自分を変えていくものではなく、本来の自分に戻っていくためにあるものなんです。