アダルトチルドレン

頑張っても頑張っても楽にならない、いつまで頑張ったらいいの?

頑張っても頑張っても楽にならない、いつまで頑張ったらいいの?という悩み。

頑張っても頑張っても楽にならない、その状態、辛いですよね。

私も過去同じことで悩んでいました。

自分ばかり頑張っているような気持ちになるし、いつまで頑張ったらいいのかなって、とても辛かったんですよね。

今日の記事では、頑張っても頑張っても楽にならない状態、を楽にするための方法や考え方についてお話ししたいと思います。

 

私が頑張っても頑張っても楽にならないし、いつになったら幸せになれるんだろう、いつまで頑張り続けたらいいの?って思うようになった、というか気づいたのは35歳から40歳の頃でした。

それまでは、頑張るのは私にとって当たり前のことだったので疑問にも思わなかったのです。

 

私の頑張り方は、母に言われてきた価値観や考え方が影響していて、職場や家庭でも常に動いておく、寝ないで仕事をしても、休みなく仕事をしてもそれが普通のこと、夫を休ませても女性の自分は仕事や家事をしていること。

ほんとに、母から繰り返されてきたこの言葉がいつも私の頭の中にあり、学校を卒業して仕事をするようになった時から朝から仕事をして、夜中まで、遅い時は朝まで仕事をしている時がほとんどでした。

結婚してからは特に酷くて、夫が寝ていても私は子どもに授乳をしながら夜中や朝方まで仕事をする日もたくさんありました。

でも、やっぱり眠くて朝寝坊することもあって、そんな時は母のようにできない自分を責めるんですよね。

 

で、このような状態を結婚してから10年以上続けていたのですが、なにか全然楽にもならないし、幸せを感じることもなく。

寝ないで仕事や家事をするものですから、何年かに一回は身体が動かなくなるんですよね、今思うと、うつ状態だったと思うのですが、当時、うつとかいう言葉も知りませんし、自分の気持ちや身体が弱いからだ、と自分をもっと鍛えないとって思っていました笑

だから、気持ちを切り替えてフラフラしながらまた家事と仕事と子育てを必死で始めるんです。

それで、また何年か何ヶ月かすると身体と心がストップしてしまうという・・・

これが私のパターンなのですが「どうも何かおかしいぞ」と、気づくまで私はこのパターンを繰り返し繰り返し生きていました。

 

母の言葉を信じて、仕事も家事も子育ても、夫の世話も完璧にして、寝ないでもいつも元気に頑張っていると、いつか楽になるし幸せになる日が来るんだ〜!

と頑張っているのに、そんな日も来ることはありませんでした笑

 

 

なぜ、こんな頑張り方をしなければいけなかったかと言うと、それは母の子ども時代からの生き方が影響をしているのですが、

母の中にある価値観や考え方、そして、母が持っている仕事や家事、育児、夫の世話に対する基準があって、その基準が高いことも理由の一つにあります。

 

母は仕事や家事に対して完璧主義です。

「ここまで」はという基準が高いし、「ここまで」を完璧にしないと気が済まないところがあります、そして、それを子どもの私にも求めてきましたし、できて当たり前という考えで、母ができて私ができない事があるとそれだけで私はダメな人と言われていました。

 

こうやって書くと、私の母はなんでもできる人みたいな印象になりますが、苦手なこともたくさんありますし、苦手なことは親がしなければならないことも子どもの私に押し付けてくることもたくさんありました。

 

でも、そんなことも人は自分の家庭で起こることは普通で当たり前と思うものなので、そんなものだと思っていましたし、

こんな母の事が原因であんな頑張り方をしているとも思ってもいませんでした。

 

それで、結局、寝ないで働くような頑張り方を続けていたら、40歳前くらいになった時に3日くらい身体が全く動かない状態になって、「こんなことをしていても、何もよくならないんだな」と気づいて、誰か知っている人に教えてもらおうと思ってカウンセリングを受けるようになりました。

 

カウンセリングを受けると、完璧主義(人によって何に対して完璧主義なのかは違います)のアダルトチルドレン(親の機能が働いていない家庭で育った子ども)だと言われて、その頑張り方だとうまくいくわけがないと教えてもらって、人生がうまくいっている人たちのことを色々教えてもらうようになりました。

 

教えてもらうと、もう、ほんとにびっくりする事ばかりでした。

みんな、ちゃんと寝てるとか、寝ないと反対にダメだとか、仕事をしているから価値があるわけじゃないとか、仕事をしなくてもいいし、子どもと一緒にのんびり家にいて過ごしてもいいとか・・・

 

聞いた事がない事がたくさんあって、初めは信じられませんでした笑

それでいいの!?って笑

それで、私の場合は、母の価値観と考え方は母のものだからと認識をして、じゃあ自分はどの価値観と考え方で生きていきたいのかを新しくつくって、

そして、完璧にしないといけないという基準を下げていくことを意識してするようになりました。

価値観と考え方を決めて、基準をどこまで下げるか、私が楽に楽しくできるところが分かるまで少し時間がかかりましたが、

分かったら、本当に楽になって、同じ頑張るにしても以前のように無理をしなくなりましたし、自分がここは頑張りたいから睡眠が少なくても頑張るということが今はできるようになりました。

 

なので、今、頑張っても頑張っても全然楽にならないよ、幸せにもならない、と辛い状態にあるなら、一度、その頑張り方は誰の影響を受けているのか考えてみられるといいです。

そして、周りの人を少し遠くから観てみて、自分の仕事などに対する基準が人より自分に厳しすぎていないか完璧主義になっていないか客観的に観てみてください。

 

案外、自分の思い込みで、自分で勝手に頑張っている状況になってしまっていることがあります。

私も、母が正しいという思い込みでその母と同じように頑張らないといけないと決め、勝手に頑張ってしまっていました。

誰も私に強制したわけでもないのにです笑

今思うと、子どもたちにはとても申し訳ないことをしました、仕事をする時間を減らし、子どもたちともっと過ごしてあげたかったと物凄く後悔しています。