今日は「なぜ私たち(アダルトチルドレン)は頑張らないといけなくなったのか」をお話したいと思います。
アダルトチルドレンの人は物事の基準が人よりも高く、普通に考える人が100パーセントは人だからできない、
だから80パーセントもできるならそれでいい、とてもいい、と考えるところを100パーセントでもダメだ200パーセント、300パーセントできなければと考えている人で、
200パーセントもできているのに「自分はできていない」と思い、普通に考える人や、半分の50パーセントしかできていない人たちのことを「同じようにできない自分はダメなんだ」、
「周りの人はすごい」「こんなに大変なのに他の人は楽しそうにやっていていいな」と思っています。
ここまで読んで、「えっ!?」と気づかれた人はアダルトチルドレンかもしれません。
でもアダルトチルドレンの人たちは自分が頑張っていると気づいていない人も多いので、どうでしょうか。
もう身体も心もクタクタこれ以上どう頑張ったらいいの?どうしたらいいの?と思っている人は、自分の基準はどうかなぁ?と自分自身に聞いてみてくださいね。
目次
なぜ女性のあなたがそこまで頑張らなければいけなくなったのか?
むかしむかし、男性は狩りに出かけていました。
大きい獲物から小さい獲物まで男性によって狩ってくるものは違ったと思いますが、
それをしないと皆食べる物がなく死んでしまいますから男たちは頑張って妻や子どもたち家族のために狩りに行っていました。
女性はというと、その間女性同士仲良くおしゃべりでもしながら男性が持って帰る食料をすぐに食べることができるように準備をしたり、子育てをして待っていたのではないでしょうか。
これを私たちにあてはめてみます。
むかしは男性が狩り(仕事)にでかけていたのですよね。
アダルトチルドレンの母親はなぜか娘(女性)に「狩り(仕事)にも行けー!家事もしろー!子育ても頑張れー!もっと頑張れもっと頑張れ!」と言います。
(仕事に行くことがだめという意味ではありません)
ところが母親たちは息子(男性)にはそいうことを言いません。もちろん仕事はしていますが、もっと頑張れもっと頑張れと娘に言うようには言わないのです。
私のクライアントの家庭は8割そうです。
私の場合は母自身も仕事をばりばりしていましたが、それを私にも同じように、それ以上に要求していましたし、高校卒業したら私が仕事をして母と弟と当時寝たきりだった父を養うつもりで頑張れと何度も言われてきました。
つまり、狩り(仕事)にも行け、家のこともできるようになれ、母のことも気にかけ助け、弟のために仕事をし何か欲しいものがあれば買ってあげるように言われ、
仕事から帰ったら父のお世話をしなさいということだったのです。
狩り(仕事)にも行け!家も守れ、みんなが食べられるように家事もしろ!ということです。
それでは私の夫はどうでしょうか。
夫は兄と2人兄弟なのですが、夫の父親が「俺が狩り(仕事)に行って大きい獲物を持って帰るから安心して好きなことをしろ」という人なので、
夫は高校卒業してから大学に行き、卒業後2年間働きその後2年間専門学校に行き、好きなことを楽しみながら好きなことだけをして、
お金の心配も親の心配もせず自分のことだけを考えて生きていけばいい人生を生きてきたようです。
その間に父親から「狩り(仕事)、家族を養うこと、男性の役割、父親としての役割」を教えてもらえなかったのです。
だから、私と結婚したあとも夫は父親の会社で仕事をしていましたので、その延長でそこで仕事をしていさえすれば父親がいるから、
これまでと同じように好きなことだけできると思っていたのだと思います。
狩り(仕事)も自分のためにしてそれ以外は好きにして生きればいいということです。
ただ夫の場合は、仕事に関しては兄弟と差別されて育った事もあり仕事の基準に関しては200パーセントの部分がかなり大きいです。(父親に認められたい思いからですね)
家庭の中では夫として父親としての役割はわかっていなかったので、私がカウンセラーになってから少しずつ学びわかってきたようです。
いかがでしょうか?女性の私と男性の夫の話しから考えると、アダルトチルドレンの家庭の中では男性と女性の立場が”むかしむかし”と逆転していることがわかるでしょうか?
女性同士おしゃべりしながら仲良く男性を待っている?
最初でお話したように、男性が狩りに行っている間に女性は女性と子どもたちで仲良くおしゃべりでもしながら待っていたと思うのですよね。
しかしアダルトチルドレンの人は女性同士何でもない会話をするのがとっても苦手です、隣近所の人とさえおしゃべりするのがほとんどない人たちです。
なぜそうなってしまったのでしょうか?
それは母親との関係です。
むかしむかしは男たちが狩りに行っている間に、女性たちはまとまって楽しい会話をしたり、一緒に家事をしていたと考えます、
お互いに話を聞いたり、聞いてもらったり、わからないことは教えたり教えられたりがあったと思います。
ところがアダルトチルドレンの母親は娘と楽しい会話ができません、家事を普通に優しく教えることができません、
女性の役割や母親の役割もわからないので、そういう大切な話をしてあげることもない家庭が多いです。
逆に母親の話しや生きていく中での愚痴、人の悪口を娘に聞かせることがほとんどで、娘の話は聞きませんし相談にものれません、
とにかく母親が自分が安心して生きていきたいのと、母親自身が精神的に子どものまま母親になっているために、子どもの母親になれていないのです。
子どもの部分と女性の部分だけで母親になっている人がとても多いんですね。
そういう母親はたいていが父性や男性性がわかっていない夫と一緒になっているため、夫を精神的に頼れないために、
子どもの娘のほうに親代わりを無意識で要求し続けているようです。
または、母親のタイプでは、夫と息子たちの意識を女性である母親だけに向けるために、娘だけを仲間外れにして、家族の中で母親が注目を浴びれるように娘には厳しくきつくあたるお母さんもいます。
お母さんとの関係が人との関係になりますから、お母さんがきつくあたっていた人は他の人からもきつくあたられたり、
お母さんの話しばかり聞いていた人は人の話しばかり聞くことになっていたり、お母さんが何も教えてくれなかった人は仕事を始めても他の人のようにできなかったり、
母親を頼る事母親に甘えることができなかった人は人に頼ったり甘えたりできないため、同じ女性となかなか仲良くすることができないのです。
そのためアダルトチルドレンの女性は、男性が仕事に行っている間も他のお母さんや人と仲良くできず孤独になって家事や子育てに苦しい思いをしている人たちが多いのです。
時代が時代なら、孤独でいると動物に襲われたりして死んでしまいますからね。
本来の男性、女性の機能や役割がアダルトチルドレンの家庭の中でおかしくなっているということです。
こういう母親との関係から、アダルトチルドレンの女性は200パーセント、300パーセントも頑張らなければいけなくなったということになります。
(父親がこの母親のタイプの家庭もあり、その娘もアダルトチルドレンになっている人もいます)
ではどうすれば頑張らなくてよくなるのか?
上に書いた事をよく読んでいただきたいのです。
男性は狩り(仕事)に行き、狩ってきたもので妻や子どもを喜ばせる、危険なことから家族を守るのが役割。
女性は男性が命をかけて狩ってきたものをいただいて笑顔で喜ぶこと、命がけで獲物と闘ってきてくれたことを労ったり、
家に無事に帰ってくれたことを感謝したり笑顔で迎えたりする、男性が家にいる時は心地よくする、話しを聞く(女性は女性同士で話をしているため)、
子どもと話をしたり遊んだりしてもらえる雰囲気をつくる、などがあったのだと思います。
そうすることで、男性は女性、家族、子どもからエネルギーをもらいまた狩り(仕事)に行く。
これが本来の男性と女性の在り方だったのかもしれませんね。
そう考えると、アダルトチルドレンの女性の中は男性と逆転していることが多いのではないでしょうか?
男性よりも頑張らなければいけない、男性より強くなければいけない(もちろん女性が強いのですが)、男性に負けてはいけない。
そのためには頑張らなければいけない。
頑張って頑張って・・・
この先に何かがあるでしょうか?
本来男性と女性は違うものなのに。
お母さんの娘と息子の育て方が反対だったのです。育て方を知らなかったのです。
すぐに頑張るのをやめることはできないと思います、
でも少しだけ頑張り過ぎているのかな、頑張らない方がうまくいくのかなと考えてみませんか?
あなたは女性です。女性は女性の役割、在り方、生き方があります。
もう母親のために、父親のために頑張るのはやめませんか。
まとめ
むかしむかしの男性、女性の役割がどうだったから調べてみるのも面白いかもしれません。
また、あなたはと親は別の人間ですから親のために必死に頑張らないといけないことはありません。
親の近くにいて苦しい人は早く離れたほうが楽になります。
そして、女性というだけで私たちはとても価値があり、男性に大切にされて当たり前の存在だということに気づいてほしいです。
頑張りすぎている人の近くにいるのはしんどいです、頑張らないほうがうまくいくことがたくさんあります。
本来頑張るのは男性です、男性のことを知って学ぶと頑張らなくていいと思えるようになります。
そして、最後に誰か親代わりになる人、あなたが信頼できる人を見つけてたくさん承認してもらってください、
あなたが何かできてもできなくても、テストの点がよくてもよくなくても、太っていても痩せていても、
スタイルがよくてもよくなくても、そんなのは関係ない!そのまま、そのまんまのあなたが好きで大切で素晴らしく価値があるよ!とちゃんと言葉で言ってくれる人を見つけて、
何回も何回も言ってもらってください。
本当に頑張りたいことが見つかったら楽しくて仕方がなくなるので頑張らなくてもできるし、頑張りたくなりますから。
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