私が悩み続けてきた時間は40年×365×24時間です。その間、本を読んだり人に聞いたり、やり方を変えたり試行錯誤しながら行動してきました。次はうまくいくかな楽になるかな人との関係が良くなるかなと期待しながら。
ですが、結局最後に辿り着いたところは行き止まりでした。その先に道が見えませんでした、前に進めないから後ろに進むしかないですよね。
でも、後ろには絶対に戻りたくない行き止まりの壁を壊してでもどうにかして前に進みたいとしか考えられませんでした。
行くところまで行ってしまったから思えたのかもしれません。
でも当時の私は「悩む」だけで、「どうしたら変わるのか」がわからなくて変わる方法があることも知らないでいました。そしてまた悩む。。。
その「悩む」状態がそれまでの私の「コンフォートゾーン」でした。
「コンフォートゾーン」とは。
コンフォートは快適という意味で、コンフォートゾーンとは慣れ親しんだ空間や状態のことを意味します。
慣れ親しんだ空間や状態のことなので、人によっては「悩んでいる」「苦しい」「悲しい」などの本当は心地よくない状態のことをコンフォートゾーンとも言います。
子どもの時の親との関係や環境でその人のコンフォートゾーンはつくられますので、親との関係、環境が良くないものでしたらその人は本当は望んでいないコンフォートゾーンの中にいるということになります。
そして、そのコンフォートゾーンから一人では出ることができません。なぜなら初めにお話したように「出る方法」がわからないからです。
ですから、「出る方法」を知るまで気づくまでは嫌でもそのコンフォートゾーンの中に居続ける事になります。
何年たってもそのコンフォートゾーンの中でその人の持っているパターンを何度も繰り返して生きる事になります。
自分のこれまでを振り返ったら同じパターンを繰り返していることに気づけるはずです。クライアントさまにパターンの話をしたら「ああ!」とほとんどの人が気づかれますから。
気づけるとそのパターンから抜けたい!と意識の上にあげることができるので先に進むことができます。
本当はいますぐ「不幸はやめたらいいんですよ」と伝えてすぐに辞めたらいいだけなのですが、人の中に溜まっている感情がなかなかそれを許してくれません。
すぐに辞めれるようなら誰でもすぐに辞めるわ!と声が聞こえてきそうです。
そう、すぐに辞めたいけど辞めることができません、そういうふうに人はできているようです。
あなたが今苦しくてどん底にいると思っているのなら、それはあなたがそれを選択しているだけのことでそれがあなたのコンフォートゾーンになっているということです。
そのコンフォートゾーンを書き換えるといいことに気づいてください、変わりたいなら書き換えます。
そのために大事なことはあなたの時間が未来→現在→過去に流れていることを知る事です。あなたが未来にどういう人生を生きたいか、どんな人になりたいかを考えてみてください。
アダルトチルドレンの人は未来を考えられないかもしれませんが、悩むということは自分のことを少しでも大切だと思っているから悩むのです。
考えられないと終わるのではなく、本当に人生を変えられるとしたらどんな人生に変えたいか自分と向き合ってみてください。
不幸を選んでいるのも自分です、楽しい嬉しい人生を選ぶのも自分自身です。誰の許可も必要ありませんから。全て自分で決めていいんです。