カウンセリングの流れ
生きづらいと悩んでいる人が、本来の自分を取り戻し明るく楽しい人生を生きていくためのカウンセリングの流れです。
難しいことはしませんし、変わることは難しいことでもありませんが「本気で変わる!」と決めること、「自分は本当に何も分かってなかった、知らなかった」と認めることが大切です。
1、思う存分、気が済むまでお話ください
人間関係で悩んできた方たちなので、人に自分の話や気持ちをスッキリするまで聞いてもらった経験がないという方がほとんどです。そのため、まずはそれまで溜まっていたものを吐き出してもらうためにもたくさん話をしていただきます。
どんな子ども時代だったか、何に悩んできたか、何が嫌だったか、悲しいこと嬉しいこと楽しいこと好きな事は何か、何でも好きなようにお話をしてください。
最初は緊張したり、話していいのかなと思われると思います、ですが、私(平井)はしっかり最後まで聴きますので安心して遠慮なく話されるといいと思います。
自分の話を聴いてもらった!という経験を是非していただきたいです。
2、感情解放をする
私のセッションでは感情解放という方法を取り入れています。誰にも悩みを話せなかった、怒りや悲しみを受け取ってもらっていない場合など、感情が溜まってしまい苦しかったり辛かったりするためその思いを言葉に出して感情解放をしてもらっています。
感情解放とは
感情には特性があり、マイナスの感情は認めてあげると消えますし、プラスの感情は増えます、この特性を利用して、
身体の中に溜まってしまった必要がないマイナスの感情を声に出して言うことで消していき、元々あったプラスの感情を声に出して言い、これを繰り返しながらプラスの感情を呼び戻します。
この方法を感情解放と言います。
何のためにするの?
人間関係で悩む人の中には感情が分からない人、マイナスの感情は分かるがプラスの感情はよく分からない人たちがいます、そういう人たちが感情が分かるようになるため、必要以上のマイナスの感情を消し、プラスの感情を感じることができるようになるために感情解放はあります。
なぜ感情解放をする必要があるのかと言うと、
・自分の感情が分からない場合、人との会話で何を言われているのか話の内容が分からない状態になっている事が多く、そのためどう返事をしていいか分からず人との関係性を築けず孤独になったり生きていく中で困る事が多くなるため。
・マイナスの感情は分かるという場合は、人との関係性の中で人の言葉や行動をきっかけにいきなりマイナスの感情が出てしまい、人に対してその感情をぶつけるなどの行動に繋がり、人との関係を悪くしたり、家庭では子どもにその感情をぶつけるなど人間関係や家庭環境に悪影響を及ぼすため。
・人は感情を元にした思考で行動すると言われているため、感情が分からないと「よく分からない人生を生きることになります」し、マイナスの感情が多いと「マイナスの感情をわざわざ経験するために、マイナスの感情を感じるようなそ人と出会ったり、物事に自分から行ってしまう」ため。
私の事を少しお話ししますと、私は40歳まで感情という言葉を認識した事もありませんでしたし、自分が感情が分かっていないという事も、プラスの感情が分かっていない状態にあることも知りませんでした。
そのような状態でしたから、出会う人によって悲しい思いをする経験を多くしてきましたし、家族以外全て失うという経験もしてしまいました。
現在は、感情解放を繰り返してきたことで感情もプラスの感情も分かるようになり、プラスの感情を経験できる人と出会え、人間関係で悩むこともなく自分にとって楽しと思える人生を生きています。
3、考え方と価値観の見直し
考え方や価値観は、親(育てた人)の影響を大きく受けるものです。
そして、私たちが行動をしたり言葉を発する時も自分の中にある考え方や価値観が元になっています。
ここで、
ちょっとだけあなたの今までの人生を考えてみてください。
あなたもあなたの中にある考え方や価値観で生きてこられたと思いますが、その考え方や価値観で生きてきて幸せでしたか?
楽しい人生を生きてこられたでしょうか?
私は、40歳まで母の考え方と価値観の影響を大きく受けて生きてきました。
例えば、こういうものがありました。
・遊ぶことはダメなこと
・人に頼ってはならない(行政も含む)
・無駄なものは買うな
・睡眠は取らずに朝早くから夜遅くまで、休みも取らず仕事をすること
・家庭内でも職場でもずっと動いていること
・ご飯は毎日手作りをすること
・父親が一番上、父親を大事に思うこと
・女性は男性を支える、男性のために動きなさい
一見すると悪いこと?と思うような、母からもらったこの考え方や価値観ですが、これを私は職場でも家庭でも子育てでも適用して、
ほんとに、どこに行っても誰とも関係性を持てず私にとって嫌で悲しい思いをする事が多く、何のために生きているんだろうと悩む毎日を過ごしていました。
自分と人とは何かが違うのだろうと当時も思ってはいましたが、その時は何がどう違うのか分かりませんし、母は自分の仕事も持って母親の役割もしっかりできて凄い母と思っていたので、母の考え方や価値観は間違いないのだと信じて頑張っていました。
でも、私の人生は歳を重ねるごとに仕事も、人間関係も夫との関係も、子どもとの関係も悪くなるばかりでした。
そして、母の考え方と価値観で生きていたことで、家族以外全て失う経験をしたのです。
それがきっかけで考え方と価値観を変え、今では人間関係で悩むこともなくなりました。
4、人が持っている基準の違いを知ろう
人が生きる上で料理をしたり、掃除をしたり、仕事で書類を書いたり、友人と待ち合わせをしたり色々な物事がありますね。
その物事には、その人の基準があり、人はその基準で行動しています。
料理を例にあげると、いりこや鰹節で出汁をとって味噌汁をつくる人もいれば、インスタントの出汁でいいという人もいます。
友人との待ち合わせには必ず10分前には着いているという人もいれば、いつも遅刻をしてくる人もいます。
大切なのでもう一度言いますが、
このように、人はそれぞれ自分の基準を持っていて、その基準で動いています。
例えば、私のクライアントさまも、掃除は隅々まで綺麗にしないと気が済まないし、仕事も完璧を目指して日々頑張っている、だけど子育てには無関心だったという人もいますし、
子どもと遊ぶのは得意だけど料理はやりたくないから、惣菜やコンビニのご飯を食べていたという人もいます。
この違いは、その人が持っている基準の違いからくるものです。
そして、この基準の違いがあるため、あの人は厳しすぎるとか、あの人は何も仕事をしないで口ばっかりというような人間関係の悩みが発生するのです。
皆が、人にはその人その人の基準がある事を知って、その上で、自分が人や物事に対してどの基準で生きていくと人との関係が良好になるか分かるといいでしょう。
5、人のタイプを知ろう
人を4つのタイプに分けて観ることで人間関係の悩みが楽になる「四魂の窓」という方法があります。
この『四魂の窓』は哲学博士の出口光先生が開発されたものです。
私は、この「四魂の窓」を知った時、生きてきた中で人を見てきて「なぜ、この人は表情がほとんど変わらないのだろう、怖いな」とか「この人、人との距離が近いな、苦手だな」というような謎や悩みが解消され、とても嬉しかったですし、スッキリしたんですよね。
四魂の窓はたった2つの質問で人のタイプが分かるようになっています。
詳しくはこの記事をお読みください。

2つの質問から、まず自分がどのタイプかを知るといいでしょう。
私は、最初は「愛のタイプ」(人との距離が近い、認めてほしいかまってほしいなどのタイプ)と思っていたのですが、子どもの頃から母の前で笑っていないと怒られていたこと、母の機嫌を取っていないと母の機嫌が悪くなっていたため「愛のタイプ」でいる事を強要されていただけで、自分をどんどん知っていくと本当は「智のタイプ」(感情が表に出ない、マイペースなどのタイプ)と分かりました。
母の影響で子どもの頃から人の前で「愛のタイプ」で生きてきたのですが、ずっと自分に違和感を感じていましたし、とにかく生きづらかったんですよね。
無意識で本来の自分の「智のタイプ」の自分を出すのが怖かったのも分かりました。
「智のタイプ」でいると母から「なぜ笑っていない、なぜ機嫌が悪いんだ」と怒られていたためだったのです、今考えると酷い話です笑
誰だって笑っていない時もありますし、人ですから機嫌が悪い時もありますからね。
私のように自分に違和感を感じて生きている人は、本来の自分のタイプで生きていない人かもしれませんし、生きていないから人間関係で悩んでいるのかもしれません。
人のタイプを知り、それぞれのタイプに対応する力をつける事で、苦手な人とは距離を取って離れるといいですし、怖いなと思っていた人とは逆に仲良くなれるなど人間関係が楽になっていくでしょう。
6、ビジュアライゼーション(呼吸法)〜呼吸が深くできるようになる〜
私のカウンセリングは呼吸法を取り入れています。
理由は、これまでのクライアンさまもそうですが、人間関係で悩んでいる人の多くが呼吸が浅いため、脳の機能、特に前頭前野の働きが悪くなっているため、心と身体と人生までに悪い影響を与えているためです。
その人が持っている悩みを解決するためには、脳の機能を変えていくことも大切なことなのです。
前頭前野の働きを調べて見ました。

「前頭前野」は、「考える」「記憶する」「アイデアを出す」「感情をコントロールする」「判断する」「応用する」など、人間にとって重要な働きを担っているため、人間が人間らしくあるためにもっとも必要な存在といえます。
とあります。
他にも、楽しい、嬉しいなどのプラスの感情を分かるために、前頭前野の働きが必要とも言われています。
なので、深い呼吸ができるための練習として呼吸法を取り入れています。
最初は、深く呼吸をする感覚がわからない人の方が多いのですが、慣れてくると呼吸もできるようになりますし、呼吸法をしていると気持ちが落ち着き、精神まで落ち着いてブレない自分になっていくようです。
自分が落ち着くと人とも落ち着いて接することができます。
呼吸って一番大事なのでしょうね。カメハメハーーーーー!
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7、ビジュアライゼーション(イメージワーク)〜イメージする力をつける〜
これも、呼吸法のワークの一つです。
私たちは毎日、毎時間、毎分、毎秒、頭の中で次々とイメージ(頭の中で描く映像)をしています。
あなたは、日ごろどのようなイメージをしていますか?

私の場合、あまりにも何もない、何もできない家庭環境だったため少しでも楽しみを自分で見つけないと、おかしくなりそうで笑、「こうなったらいいな」「こんな家に住みたいな」などと楽しくなるイメージをして、その一瞬だけは明るい気持ちになっていました。
ですが、その楽しいイメージよりも、もっとたくさんのマイナスのイメージを繰り返していました。
この、マイナスのイメーイメージを繰り返すとどうなるでしょうか。
そう、あなたが今考えたように、
そのイメージ通りの事が現実になります。
私もいくつもいくつも、悪いイメージをしてその悪いイメージと同じ、例えば、人に嫌な事を言われる、いつか仕事がなくなるなど起こってほしくない現実を経験してきました。
ですから、頭の中で描いている映像を良いものに変えていく事がとても大切です。
でも、これまで生きてきて、楽しいことも嬉しいこともあまりなかったよ、という人にとっては良い映像に変えるのは難しいんですよね。
そのために、楽しいイメージもできるようになるための呼吸法になっていますし、上手にできるようになるまで私がサポートを行っています。
8、親を正しく理解する
人間関係の悩みの元は実は親子関係にあります、親子関係がそのまま、その人の人間関係になるからです。
そのため、私のカウンセリングの一番の特徴なのですが「親を正しく理解する」事をクライアントさまと一緒に取り組みます。
(親子関係と向き合うのはとても根気が必要ですし、辛い作業なのでクライアントさまが希望される場合のみしています)
親が、子どもを理解しようと努力をしながら子育てをするのが親の役割のため、子どもが親を理解する必要はないのですが、
私が13年前にカウンセリングを受けていた時に、親子関係に原因があったと気づいて、親にたくさん怒りが出てきた時があったんですね、その時にカウンセラーに相談したら「そんなに腹が立つなら親をほっといて連絡も取らなければいいじゃない」と言われた事がありました。
その時は、「そんなことをしてもいいのか」と思い、連絡を取らないようにしようかしばらく悩んだり考えた時期もありました。
ですが、怒りはあるけれども親と縁を切りたいわけでもない、年老いて歩くのもやっとの母をほっとけるほど冷たいことをしたいわけではなかったのです。
(親と離れた方がいい場合もあります)
私は、どうしたら母に会いに行っても自分が楽でいられるようになるか、一緒にいても辛い気持ちにならずに一緒にいれるようになるか知りたかったし、その状態に自分を持っていきたかったんですね。
そのためには、私が親を正しく理解するのが早かったのです。
大切なので、もう一度言いますが、「本来は子どもが親を理解する必要はありません」、あくまでもコーチングを受けるような状態で、親は変わらない事を認識した上で、自分自身が楽になるためにやってみたい!と思う人だけに薦める方法になります。
9、自分を取り戻し自分の人生を生きる
本来の自分を取り戻そう!ということでカウンセリングをしています。
そのため、生まれた時、親に何も影響されなかった時の元々のあなたはどういう人だったのかを、お名前と生年月日、家系図から読み取り、希望される方にはお伝えします。
親から影響を受けていない本来の自分はこういう自分だったんだと知ることで、知らない状態でカウンセリングを受けるよりも早く進むことができます。
あなたがその親の元に生まれたことで、今のあなたになって色々と苦労したり大変なことがあったと思います。
本来の自分を取り戻し、親や他人の人生を生きるのではなく、自分の人生をこれからはしっかり楽しく生きていくことができるようにお手伝いさせていただければと思います。
