「感情がわかりません、自分のことがよくわかりません」
こんなメールを最近よくいただきます。
感情がわからないって本当にしんどいんですよね。
何をしても面白くないんです。
楽しそうかな、面白そうかなと思ったことをチャレンジしてみるのですが、やっぱりよくわからない、となってしまうものが多いですね。
なぜわからなくなったのでしょうか?
どうしたらわかるようになるのでしょうか?
感情がわからなくなったのはなぜ?
感情には、腹が立つ、めんどうくさい、死にたい、悲しい、恥ずかしいなどのマイナスの感情と、
楽しい、嬉しい、穏やか、さわやか、清々しいなどプラスの感情があります。
私たちは産まれた時は誰でも持っている感情たちです。
では、なぜみんな持って産まれたのに、気づいた時は感情がわからなくなっているのでしょうか?
それは、親とあなたに関わってきた大人が原因です。
関わってきた大人の中には、祖父母や保育園、学校の先生も含まれています。
「ねえねえ聞いてお母さん」
子どもが母親の元にかけよって何かを話そうとします。
普通は、「うん?なに?にこっ」とお母さんは聞いてあげるのです。
ですが、アダルトチルドレンのお母さんは、聞いてあげることができません。
「ちょっと待ってあとでね」「なに?・・・」で聞かない、「うるさいなぁ」「あ~うんうん」、聞いたあとで「それあんたが変やろ」
こんな返事が返ってきます。
また、
「今日、学校でこんな悲しいことあったー!」「〇〇ちゃんがこんな嫌なことしてきた~!」
「お母さん今日ねこんな楽しい事あったんだよ」「先生に褒められたよ」と感情が伴う話をしても、
お母さんの返事はその感情を受け取りません。
これもわかっているお母さんなら、「そうだったんだぁそれは嫌だったね」「そうだよね~わかるよー」なでなで、
「え~!それは良かったね」「そんな楽しかったんだ」「そうなのね、褒めてもらって良かったねお母さんも嬉しいよ、ニコッ」とお返事をしたり、身体に触れてあげたりします。
だけど、ここでもアダルトチルドレンのお母さんは、まず子どもの話を聞いていないのと、お母さん自身感情がよくわからなくなっているので、
「ふ~ん、そうなの」「あっそう、よかったじゃん」しーん、みたいな薄い反応が返ってくるばかり、
これはまだましなほうで、無視をするお母さん、褒められたって聞いて反対に子どもをバカにするお母さんもいます。
そうすると、子どもは親に話をしなくなるし、感情を見せなくなるんですね。
そして、アダルトチルドレンのお母さんは子どもが何を頑張っても何をしても否定するし、思い通りにコントロールする、
感情的に怒る、機嫌次第で怒鳴る、その時その時で言うことが違う、ということを毎日毎日するので、
子どもはもう何が何だかわからない世界に生きるようになり、子どもの中の感情が抑えられていくことになるのです。
そして、その上に蓋をして感情が日頃から出てこないように子ども自身がするようになります。
なぜでしょうか?
それは感情を出しても怒鳴られたり、怒られたり、嫌な思いしかしないからなんですね。
お母さんとの間で良いエネルギー循環ができていないってことなんです、子どもからの良い明るい楽しいエネルギーを、母親が受け取る力がないんですね、
だから子どももだんだん疲れてきて、話さない、感情をお母さんに出さなくなっていくし、
お母さんとの関係がそんなだから、人との関係も同じになって人に話す事ができない、感情を出す事ができないことになっているのです。
どうしたらわかるようになるの?
そうですね、どうしたらわかるようになるのでしょうか?
私のことで言うと、40歳くらいには怒りや悲しみの感情はありました、怒ったり腹が立ったり、悲しかったりしていましたからね。
もっと若い20歳の頃は母の近くにいるとイライラしたり、嫌な気持ちになることもありました。
ただ、わぁい楽しい!あぁ何だか幸せだなぁ。。。嬉しいな!などのプラスの感情は全くわからないまま感情解放カウンセリングと出会い、
カウンセリングを受けてもしばらくはプラスの感情はなかなか私の中から出てきてくれませんでしたね。
40年間も感情がわからないまま生きてきたので、当たり前と言えば当たり前です。
それで、私の場合はまず長女がたくさん本を読み私と同じように色々なことを学んでいたため、長女から話を聞いていくことで、だいぶ刺激を受けたと思います。
それから夫ですね、夫が色々やらかしてくれるんですよ笑
もうね、本当に嫌なパターンをこれでもかっ!ってやってくれていたんです、で、そのたびに怒るわけです。喧嘩し放題!笑
そのたびに私のマイナスの感情がさく裂するわけです、直接話をしたり、ラインでがんがん言ったり(あ、これ真似をしないでくださいね)していました。
私が心理学や感情解放を学んでいたので、夫とは話もできて少し理解があったのでガンガン言えたのであって、同じことはしないほうがいいです。
あと下の子どもにこれまでの子育てについて謝ったり、話を聞く事でも私のいらない感情は消えていきました。
あと、ノートに書き出す、カウンセリングやコーチングを受ける、カラオケに行って大きな声を出す、
100キンに行って柔らかいバットや何か柔らかいものを買ってきてお布団などをばんばん叩く(これは私はしなかったけれど、したほうがいいです)、
悲しい映画を観てたくさんたくさん泣く!
でも一番大事なのはあなたが信頼できるカウンセラーやコーチに話を聞いてもらって、気持ちや感情を受け取ってもらうことです。
あなたの生きてきた人生と似ている人生を生きてきて、現在は楽しく幸せに生きている人だと本当に楽になるし、感情がわかるようになります。
感情がわかったほうが人生楽しいって本当?
こんな声が聞こえてきそうです。
こたえは、
「はい、感情がわかったほうが人生楽しいです!」。
私たちが普段あまり意識していない感情ですが、実は感情ってものすごく重要なんです!
はっきり言いますが、感情がわからないなんて生きていないのと同じくらい怖いことですから!
専門的な話はまだよこに置いといて・・・ヨッコラショット
私たちって頭の中で色々妄想しません?
しますよね?
あなたが毎日頭の中で妄想しているのって、過去の嫌なことや悲しかったことや、苦しかったこと、言われて嫌だったこと、
恐いお母さんや嫌いなあの人の顔、そんな、何だかマイナスのことばかりではありませんか?
そしてその時に受けたマイナスの感情を感じていると思うんですよね。
どうでしょう?
私はそういう時が多かったと思います、何度も何度もそのマイナスの妄想を繰り返すわけです。その時のマイナスの感情を妄想しては何度も繰り返すんですね。
そうして、私はマイナスのばかりの現実を自分で起こしその中で生きてきたわけです。
え~!って思いませんか?
私はえ~!ってもちろん思いましたが、このしくみみたいなものを知った時、こうなるよねアハハ泣、、、と笑えてきました。
だって私の頭の中には不幸な出来事ばかりつまっていたわけですから、それを毎日毎日何十年と繰り返すわけです、そりゃ人生うまくいくことないよねって。。。
では、反対に子どもの頃から楽しい経験、好きなお母さん、嬉しい出来事、明るい家庭の中で育った子どもたちの頭の中はどうでしょうか?
はい、もちろん楽しい、嬉しい、好きだ、明るい、穏やか~、爽やか~など楽しいプラスの出来事がその人の頭の中で繰り返し流れているわけです。
それも、毎日毎日何十年と・・・
こっちもそりゃ人生楽しいよな、うまくいくよねってことです。
そうここまで読まれたならわかると思うのですが、どれだけ感情を伴った良いプラスの妄想をしているか、し続けられるかなんです。
その妄想が人生をつくっていると言ってもいいからです。
でも、マイナスのことが頭の中を占めていたら?
もうわかると思うのですが、マイナスのことで人生つくられるということなんですね。
だから私はアダルトチルドレンの人の感情解放をしていますし、話をしっかり聞くことをしているのです。
私が受け取ることで、アダルトチルドレンの人のマイナスの感情が減っていき、元々あったプラスの感情がにょきにょきと出てきてくれるのです。
まとめ
とにかくプラスの感情がわかるようになったほうがいいってことです。
でもマイナスの感情をたくさん持ったアダルトチルドレンの人は、そのマイナスの感情がよくわかっていることで、
自分の身を守ってくることができました、マイナスの感情は悪ではありません、危険や危機など回避できる素晴らしい感情です。
ただ、持ちすぎているとよくないってことです。
やっぱりバランスが大事なようですね。