「本当は母親から逃げたいんです。」こんなメールをよくいただきます。
でも、どうしても母親から離れられないと悩んでいらっしゃいます。
その理由は、
・仕事ができない(金銭的自立ができない)
・人が怖い(精神的自立ができない)
・親が家を出る事を許さない(共依存)(金銭的、精神的自立ができないように育てている)
この理由から見ていくと私のクライアントさま(アダルトチルドレン)とは反対のタイプの人たちです。
私を含め、子どもの頃から大人として生きてきたアダルトチルドレンの人は、
・仕事を人よりやりすぎる(親を頼れないため金銭的自立が早い)
・人が怖いなんて言ってられない(親の元にいるほうがそもそも辛いので子どもの頃から早く精神的に自立をしたいと必死)
・親の元から逃げるように家を出ている(共依存の関係になっている人もいるが、親の親になって世話をしている場合、親を無視している場合と色々)
どちらが良い悪いではありません。共通しているのは親が子どもが大人になった時に精神的、金銭的自立ができないように育てているということです。
話しは変わりますが、あなたは大人になり仕事をするようになった時その職場で上司が仕事をちゃんと教えてくれないという経験をした事がありませんか?
私は18歳から仕事をしてきて何十社かの会社で仕事をしてきました。その中で普通に教えてもらった事がほとんどありません。
私の母が私の小学生の頃から「仕事は見て覚えろ」と言ってましたが、それと同じようにその会社の決まり事から「見て覚えろ」みたいな職場もありました。
これって社会の一番小さな単位の「家庭」に原因があると私は思っています。家庭の中でも親が子どもに必要な事を普通に言葉で教えてないんですよ。そして子どもより親自身が大切と思っている親もとても多い・・・
家庭の中で子どもを育てるということがどういう事かわからない親がたくさんいるという事です。
そして、親がちゃんと教えてもいないのにある年齢になったら親は一方的に子どもを責め始めます。
親のほうもその親に教わっていないし、子どもはどう育てるかわかっていないので仕方ないと言えば仕方ないのですが。そのためになかなか親から自立できない人がとても多いのです。
では、どうするか?
仕事も家事もできず自立をしていない人の中には栄養が不足している人がとても多いです。
私のブログでもたびたびお伝えしているように、身体に栄養をあげてください。人のエネルギーのもとはご飯です。
藤川徳美先生のフェイスブックやアメブロをしっかり読んで取り組んでください。(無料で質問などされませんようにお願いいたします)
身体が元気じゃないと仕事も家事もできません、もちろん子育ても。
そして、脳が働かないから人の話しも聴けませんし、人が話す言葉の意味もわかりません、そのためにコミュニケーション不足にもなります。
まずは身体です。
家事や仕事ができない、苦手な人は子どもの頃から菓子パン、お菓子、清涼飲料水、糖質が多い食事を摂ってきた傾向があります。
人の身体の事を調べてみるのもいいでしょう。
そして、できることから行動してみること。
あなたが普通にできることはありませんか?
自立できない人の中にはお母さんや人と比べて私はできていない、だから勤めるのが怖い、仕事ができるようにならない、自立できないとなっている人がいます。
でも何もできない人はいません。誰でも何か一つはできる事はあります。ないと思っている人は親から思わされている人です。
勤めるのはまだ難しいと思う人は家の中の事をいつもよりスピードを上げてやってみてください。スピードをあげるだけでも頭を使いますし、動きも早くなります。
なかなか時間がかかることですが、私のクライアントさまで働くのが怖いとひきこもりだった人が少しずつ仕事を始めて月収20万以上稼ぐようになった方もいます。
あなたが悪いわけでもおかしいわけでもありません。子どもが大人に成長する過程で親は必要なことを教えてあげるのが親の役割です。親がその役割を果たしてなかったため今のあなたになっているだけです。
ですから今から一つ一つ覚えていくといいだけです。焦らず少しずつ行動し覚えていきましょう。